二葉の料理は旨くて、どれも最高だった。

こんな美味しい料理が食べられる俺は幸せ者だな。

食べ終わると、二葉は冷蔵庫からケーキを取り出した。


「すげぇ!これってまさか手作り?」

「そのまさかです」

小さなケーキだけど、俺の大好きなチョコレートケーキだし、苺が乗っている。

「ほんとお前最高」

「景斗くん、いつもありがとう」

可愛い顔で笑うから、理性が弾け飛ぶ……。

押し倒したい気持ちを必死に止めて、俺はケーキを食べた。

「景斗くん、あーん」

可愛い!!

「…ん」

ああ、一段と美味しいわ。

二葉ってすげぇ。

「あ、喉乾くよね?ココアいれるね」

チョコレートケーキなのにココアっていう。

二葉らしいっちゃ二葉らしい。