クリスマス当日、俺はレッスンが終わると家に直行した。


家に入ると真っ暗で驚いた。

電気をつけると、二葉がいてクラッカーを弾かせた。

「メリークリスマス!
あと、お誕生日おめでとう」

あ、そうか俺の誕生日なのか。

すっかり忘れてた。

「これ、プレゼント」

二葉がくれたのはタオルだった。

「レッスンの時に使ってほしいなって。やっぱりこんなんじゃだめだよね…」

可愛すぎて、抱きしめてしまった。

「全然!!これがいい。ありがとな、二葉!」

「…うん」

二葉の後ろに豪華な料理が並んでいた。

「二葉!これ作ってくれたの!?」

「うん!景斗くんの好物ばっかりのフルコースだよ!」

「ありがとう!大好き!」

「えっ、うん…」