俺たちはなんとかやりきったけど、『perfect』との実力差に落ち込んでいた。






「俺らの課題を洗い流そう」

「そうしないと、明日のライブ出来ないし」

景斗はわざわざホワイトボードを借りてきて、課題を書いていた。

「まずは自信の無さだな」

「…そうだな」

「どうしたら自信がつく?」

「うーん……」

みんな、黙ってしまった。

自信がないって言われても自分ではあると思い込んでるんだし。

なかなか自信の付け方なんてないよな。

「練習を思い出すんだよ!そしたら、僕たちはこんなに頑張ってきたんだって分かって自信がつくよ」

洸汰は明るく言った。

「それいいな!洸汰、ナイス!!」

蓮も続いて、明るく言っていた。

グループが明るいのはこいつらのお陰だな。

「じゃあ、次!」

「次は…気持ち?」

「ファンの人へ感謝が足りてないんだよ」

「そんなことないような気がするけどな…」