最後の曲は『フレッシュがーる♡』だった。


アップテンポの曲調に二人の声がいい感じに合わさっている。

曲の途中、優がばく転を決めた。

会場中から歓声と拍手が起きる。

俺もばく転してぇ。



景斗は『perfect』をじっと見ていた。

「これがナンバーワンアイドル……」

「…まるで格が違う」

冬真も放心状態だった。

「僕らと違うのはファンのみんなを笑顔にするところかな。僕らもしてるけど、perfectには負けてるからね」

瞬はそう言いながらも悔しそうだった。

「悔しい」

巧海は震えながら言った。

俺だって、悔しいよ。