『ももはパパの事大好きなのか~』
『うん!!パパと結婚するの~!!』
――…お父さんが……笑ってる。
私を膝に乗せて、大きな手で優しく頭を撫でてくれている。
『ママは?ママ寂しいなあ~』
『ママも一緒だよ!!ももね、ママも一緒に結婚する!!』
お母さんが、眩しそうに目を細めて、私の頬を優しく撫でてくれた。
――…あぁ、私は………二人が大好きだったんだ………――
『もうすぐももはお姉さんになるけど、ママのお手伝いちゃんとできるか?』
『できる~!!する~!!』
『パパの肩もちゃんと揉んでくれるか?』
『揉んであげるよ!!だってももおねいさんになるんだもん!!』
――…あったかい。
でも…寂しい。満たされているのに、こんなに寂しいのは何故だろう……―――――
早く……帰って来てよ。
ひとりぼっちは寂しいんだよ?