やだっ!!恥ずかしい!!


顔が赤くなっていくのが分かり、一瞬頭がクリアになる。


でも、すぐにまた何も考えさせられなくされてしまう。



突然唇を離した慶兄に、ホッとしたのも束の間、首筋に電流が走る。


「んあぁっ…やぁ…っ」



慶兄の唇が首筋に触れた瞬間、顎を仰け反るように体が跳ねた。


「け…にぃっまっ…ゃめ、っ」


感じた事のない感覚に、戸惑いながらも力が全く入らない。


一瞬チクッとする痛みが走り、耳の裏にキスをされた。


何これ…。自分が自分じゃないみたい。



「…もも」


耳たぶをあま噛みされ、慶兄の熱い息が耳に直に伝わり、体を震わせた。



「けぃ…にっ…こ、こゎっ怖い…っ」



初めて感じた感覚に、何とも言えない怖さを感じ、思わず慶兄にしがみ付いた。



こんなの感じた事ないよ…。どうすればいいの?どうしたらいいの?