携帯を開くと、メール受信を知らせていた。
マナーにしたままだったため気が付かなかった。
「………」
ふと視線を感じて顔を上げると、ポカーンと口を開けた龍雅が私を見ていた。
「どうしたの…?」
何だか龍雅の様子が変だ。
可笑しいのはいつもなんだけど。
「…ももが変……」
ポツリと言う龍雅に、今度は私がポカーンとした。
何か昨日から変だ変だと言われている気がする。
「な…なにが?」
本当に私の何が変なんだろう。
いつもと変わらないと思うし、変な事を言った覚えなんかない。
「ももが俺をフォローするなんて…」
「…フォロー??」
「俺は俺のまんまがいいって」
ああ、確かに言ったけど…何が変なのだろう。
「それが?意味分かんないけど」
龍雅はすくっと起き上がると、胡座をかいてテーブルに腕を伸ばした。
「そんな事ももに言われた事ねえ!!」
「…はあ…」
何が言いたいのかさっぱりです。