放心状態の私は、気が付くと見知らぬ土地へと来ていた。 蒸し暑いのに、雨が降っていて寒い。 8月の雨は、冷たかった。 目の前に、不気味な雰囲気を放つ大きな病院が目の前にある。 何でこんな所に居るんだろう? 美春が私の手を握っていた。