やっと落ち着きを取り戻した熱い二人と、テーブルを挟んで温かいココアを飲んでいる。
こう言う場合、やっぱり二人で赤ちゃんの話や今後の話をすると思うんだけど。
何でか私まで混ざってる。
一通り、三人で赤ちゃんの話で盛り上がり、俊ちゃんは美春の体をひたすら心配している。
もう父親の自覚があるみたいで、何だかとても羨ましい。
「俊ちゃんみたいなダーリンだと、私でも羨ましくなるなあ」
ポツリと言うと、美春と俊ちゃんが驚いた顔で私を見つめた。
「………えっ……なに」
息ピッタリと言うか…てゆーか、何か不味い事言ったっけ?
「ももが…ももがおかしいぞ」
「うん…俊ちゃん…どうしましょ」
何がおかしくて何をどーすんの。
「えっとー…な、なに?」
まだ二人共興奮してておかしいんでは…?
「もも、なんかあった!?」
ズイッと急に顔を近付けられ、思わず身を引いた。
「な…何で…てか何が…」
本当に何を言いたいのか分からないし、何か怖いよ。
「ももが、そーやって恋愛に興味を示すなんておかしい!!」
「…は…?」
思わずポカーンと口を開けてしまうと、俊ちゃんが口を開いた。