自分の感情が欠落してたりするんだろうか?元からおかしいのか…。
「美春は恋してるもんねぇ」
「してるよ!!俊ちゃんと♪」
ニコニコと幸せそうに微笑む美春は、名前のように春のような暖かい笑顔だ。
「俊ちゃんとしてるのは恋愛だね」
「お~♪もも何かそれ名言!!」
「え…そう?」
じゃぶじゃぶと洗っていた美春の手が止まった。
「美春は…ももには幸せになってほしい」
「…ありがとね」
美春とのガールズトークは、どんなに長い間一緒に居ても尽きる事がない。
「私こそ、美春には一番幸せになってほしいんだからね」
「もも~!!あいしてるう~!!」
二人で騒ぎながら、楽しい後片付けを続けた。