…てゆーか!!ちょっと本当に待って!!

るぅの事好きって自覚した途端、何かち、ち、ちゅー…しちゃったし、いやしてるし!!

るぅから何も言われてないし、私も言ってな……い……って…どうしましょ。



「もも」


「うっ」


いや、「うっ」てないし、本当にないし、ありえない。

…じゃないじゃない!!落ち着け、自分。よし、そうだ。落ち着け。



「あ、の…るぅ…さん」


…どうしよう。間違えた。
いきなり間違えちゃった。


「…くっ…」


…く?


「あ、え…っと」


目の前の瑠衣斗は、顔を隠すように俯いてしまった。


…首…痛めない?


「…もも…余裕無さすぎ」


「ちょっ…と何それっ」


ついに瑠衣斗は、肩を揺すって笑いだしてしまった。


「はっ…はら…はらいて…っひー」


お腹を抑えてひーひー笑う瑠衣斗を見て、何だかホッとした。


いつものるぅだ…。


あのまま、状況が変わらなかったら、どうなっていたんだろう。


でも、確実に、私と瑠衣斗の状況は、変わったに違いなかった。