初めて会った時から、いつも隣にいて、それが当たり前になって、ずっと一緒にいた。
瑠衣斗はいつから友達で、仲間になったんだっけ?
いつから、私は瑠衣斗を――。
「……もも…」
唇を、離すか離さないかと言う程の距離で、熱っぽく瑠衣斗が名前を呼ぶ。
薄く目を開けると、間近にある瑠衣斗の潤った瞳が、目を細めて私を見ていた。
キラリと光る瞳に、胸がギュッと切なくなる。
返事も何も言えない。
瑠衣斗の唇に、私は麻痺させられてしまったようだ。
目を逸らせずにいると、柔らかく熱い感触が、再び私の唇を塞ぐ。
「…っん…」
漏れてしまった自分の声に、火が出そうな程顔が熱くなった。
でもすぐに、そんな思考は瑠衣斗によって遮られてしまう。
優しく解された私の唇は、いとも簡単に瑠衣斗の熱い舌を受け止めていた。