「おいるぅ!!代われ!!」


そう言って瑠衣斗の肩を思いっきり揺さぶった。


途端にぱちりと瑠衣斗が目を覚ましたかと思うと、急いで起き上がった。



直後“ゴッ”と言う音がしたかと思うと、龍雅と瑠衣斗が頭をぶつけた。


「いでえ~!!!!石頭が!!!!」

「…いてえ。眠い」


瑠衣斗の頭は石頭らしい。


美春と俊ちゃんは大爆笑だか、宗太だけは呆れた顔をしていた。


「じゃれてねえで手伝えよ」


呆れて宗太が声をかけると「じゃれてねえ~!!!!」と龍雅が涙目で訴えた。


瑠衣斗は隣でおでこを赤くして、目をこすっていた。



今度からは龍雅にるぅを膝枕してあげるよう、言ってあげよう。