準備が整った所で、タイミング良く美春と俊ちゃんが手を繋いで帰って来た。
「ただいまあ!!海ちょー綺麗だったよ♪」
「お帰り~。後で行ってこよっかな」
「絶対行っておいで!!」
そんな事を美春と話していると、
「おーい、食うぞ~」
と背後から宗太の声がした。
慶兄が手際よく具材を焼いてくれ、美春と私のお皿に沢山のお肉やら野菜やらを入れてくれた。
「ももは特に食えよ。胃が小さすぎる。ほれ」
そう言って更にお肉を沢山盛られた。
「う~ん、結構もうお腹いっぱいだよお…」
私が苦笑いして言うと、慶兄は瑠衣斗達を呆れた顔で見た。
「こいつらの胃袋もらった方がいいんじゃないか?」
釣られて見ると、中高生並みにがっつく瑠衣斗達がいた。
「…絶対いらないよ…」
見ているだけで満腹になりそうだった。
美春と俊ちゃんは、仲良くマイペースにバーベキューをつついていた。
こんなけ食べれば背も伸びる気がした。
食費かかりそうだけど。