ネオン街は今夜も騒がしい

いつも通り、闇に染ってるネオン街を高くそびえるビルの屋上から見ていた

私にとっては、このネオン街さえ色のない無の世界にみえる

そろそろ仕事に戻らないと思い、腰を上げた瞬間、人の気配を感じ、身構える

すると、ドアから一人の男が入ってきた

「死にたいのか?」

男は、ハッキリとした口調でそう言った

背は高く、イケメンの分類にあたる外見をしていた

男からは、只者ではないオーラを感じる

暴走族かヤクザであろう

そんなことを考えながら、彼を見る