「優さん、久しぶり。相変わらずね…」
そんな男性を黙って見守る三人。
そんな中、橘社長が彼に向かって声を掛ける。
「…優。おまえの娘が来たぞ。…立派な陰陽師になってた。…おまえみたいに」
そう、これは終わりではなく。
始まりに過ぎなかった。
俺達の近い未来の。
「…ち、ちょっと瞳真くん。待って。どういうこと?」
「っつーか、知らなかったのか?おじさんから聞いてないの?」
「き、聞いたことないよ!」
まさか…そんな事実があるなんて。
まるで、運命の歯車みたいに。
「…音宮のおじさん、陰陽師なの?!」
★俺のボディガードは陰陽師。・fin★