「…さて、早速話を進めよう。…なずな」
無理矢理話を打ちきり、菩提さんは手にしていたタブレットを鈴代なずなに渡す。
タブレットを受け取るとすぐに、画面をスクロールして内容を確認していた。
「…ふーん。朝イチで仕掛けてくるとかクレイジーだな。生霊?…でも、やり口は色情霊…」
「攻撃も大胆で尋常じゃない。直後の現場には障気も残っていた。怨念の線も考えられる」
「障気残ってたの?そこから辿れた?」
「いや、思考がめちゃくちゃでただ真っ黒なだけ。何もわからなかった」
「相手は相当のテクニシャンだね。それか、もう自我崩壊してるとか」
「どっちにしても、これはただの呪いじゃない。不可思議なことだらけだ」
「体調にも現れてんだ。うーん…御宅に結界張ってきた?」
「もちろん」
何が何だか話していることがサッパリわかりません。