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今日は、何て日だ…。




「…じゃあ、伶士くん、紹介するね。こっちがうちの事務所の陰陽師、鈴代なずなです」




菩提さんの隣の椅子を引いて座ろうとしているヤツのことを、菩提さんは丁寧に紹介してくれるが…。




…知ってるって。

この女を知らないヤツは、うちの高校にはいない。

このギャル、鈴代なずなのことを…!



「なずな、彼が今回のクライアントの橘伶士くんだ」



菩提さんが、鈴代なずなにも俺のことを紹介する。

しかし、鈴代なずなは俺をチラッと見てペコッと頭を下げるのみで着席した。

だがそこに菩提さんの厳しい指摘が入る。



「なずな、お客様にはちゃんと挨拶しなさい。遅刻しておいて」



え…ちょっと話し方がキツくなった。

優しくて、柔らかいオーラ出していたのに。



「………」



鈴代なずなは、菩提さんにムッとした顔を向けるが、またすぐに俺の方を見て頭を下げる。



「…鈴代なずなです。よろしくお願いいたします…」



しかし、なぜ。

この女が。

なずぽよが俺の前にいるんだろうか。

学校では話すどころか、目も合わせたこともないのに。




衝撃だ…!