忠晴の笑いが止まらないほど、美味すぎるラーメン…何それ?!



すると、なずなも「ふふふ…」と笑いながら、忠晴の話に乗っかる。



「ホンっト。濱岡屋ラーメン美味しすぎるわぁー。あのギトギトごってり濃厚豚骨スープに、クリーミーな背脂ビッシリ…やみつきになるわぁ…」

「えぇ、醤油なのに味噌レベルのこってりさ。脂の偉大さを思い知りますよね」

「チャーシューイマイチだけど、背脂美味すぎて許しちゃう…」

「スープに絡む太麺最高です…」

「プレ塩絶品だ…」

「私は醤油ネギ、鉄板です」



おいおいおいおい…何で二人でうっとりしてるんだ?!

うっとりするぐらい美味いの?



「ど、どんだけ美味いの…?」



ここまでうっとりされたら興味も沸いてくる。

ドキドキしながらボソッと質問してみた。



「………」



沈黙?



しかし、何故かまた二人で「ふふふ…」と笑い合ってる!

何?何、そのリアクション!



まさか、声にならないほどの絶品ラーメンなの?

気になるじゃねえか!



「お、俺も食べたい…」



ボソッと呟くと、またしても二人は沈黙する。