「じゃあ行こっか、海に」



翔和の一言で3人一緒に歩きだす。



駅構内にいる女の子達からの視線を感じるのは当たり前。



注目を浴びているのは翔和と祥悟であって、私は違う意味で女の子達から注目を浴びているんだけどね。



こんなイケメン達の隣にいる女子が誰であっても許せないんだろうな。



素朴な女の子であっても、ド派手なギャルであっても、清楚なお嬢様でも。



「海までここからだと30分くらいですかね」



「そうだな。遠くない距離だから行きやすいな」



私達が行こうとしている海は結構有名なところ。



夏になるとたくさんの観光客の人も訪れるような有名スポット。



私も数回だけど、昔に家族で行った記憶がある。