「あのね、僕は本当に君のことが好きなんだ。だから、天音を傷付けたり殺したりしない。絶対に放さないから」

そう言われ、抱きしめられる。彼の愛情はまるでキャラメルだ。執着されて絡められる。

家に帰ることも、死ぬこともできない。逃れられない。

抱きしめられ続ける私の目から、涙がこぼれた。