どんどん慌ただしくなる店内。

お客さんが入ったり出たり…を繰り返す。

お客さんに『すいませーーーん!』と呼ばれ
慌てて向かうと、
注文があっちこっちから飛んできた。

ちょっと一斉に言わないで!!って思いながら
出来るだけ聞き取れたやつから
伝票に書いていく。

お客さんに確認して厨房に通した。

その時、厨房の方に
『何時に注文入ったか分かるように
空白があるでしょ?そこに書いてね~』
って言われた。

私は「分かりましたーー!!」と元気よく返事。


次の注文の時に時計を見るけど…

あれ?時計が読めない

はい、この時点で頭の中パニック。

短い針が何時を指してるのか?
長い針は何分なのか?
もう全く分からない。

ここで思いついたのは…感で書く!
書かずに怒られるのは嫌だからっていう
自分勝手な発想で書いてしまった。

当たり前だけど本当は駄目。

だって店内バタバタで聞ける状態じゃなかった

そのせいで厨房の方に
『時間が間違えてるよ!』って
注意されてしまった。

「はぁ…恥ずかしすぎる」

皿を洗ったのかどうかも分からなくなり、
皿の置き場所まで分からなくなった。


これは確実にヤバいな…と焦り始める私。


多分、まだ周りの人は気付いていない。