ねぇ、春哉。

あたし達はすれ違ってばかりだった。

あの時、あぁしてれば…

そんな事を思う瞬間もあった───…

ねぇ、春哉。

あたし達はきっと、運命の赤い糸で結ばれていたんだよ。

だって、そうじゃなきゃ、あんな苦しい困難なんて乗り越えて来れなかったと思う────…

ねぇ、春哉。

あの時…正直辛かった。
くじけそうになった。
心が死にそうになった。

あなたのせいで…。

でも、そんなあたしを暗闇から救ってくれたのも…



あなただったの。


ねぇ、春哉。