4月30日!

くるんが、自殺した日。

皆が、唖然として泣いていた。

「何で、こんな事に?」

「くるんのお母さんとかに、伝えに行って、病院に行こう!」

「俺が、言ってくるから、愛夢と優衣香は、乗って行けよ。」

「「分かった。」」

早く行かないと。

清水は、急いで走って行った。

「ピーンポーン!」

「はーい。」

「あの、くるんさんの友人の清水です。話があります。」

「何で、清水君が?」

「落ち着いて聞いてください。
さっき、くるんが、自殺したんです。病院に運ばれました。」

「え?」

「大丈夫ですか?愛夢と優衣香は、一緒に救急車に乗って、行きました。」

「あぁ、しっかりしないと。今から、皆に電話するわ。
清水君は、一緒に乗っていくかしら?」

「良いなら、ご一緒させていただきます。」

「ええ、いいわ。呼んできてくれたし。」

すぐ、皆に電話し、病院に向かった。

千葉も一緒に乗って行った。

病院に着くと、愛夢と優衣香は、泣いていた。

「愛夢ちゃん、優衣香ちゃん、くるんの病室わかる?」

「はい。112号室です。」

入ると、頭の1部が包帯で巻かれていた。

そして、酸素マスクみたいのもついていた。

「くるんちゃんの家族ですか?話があります。」

「優衣香、くるん、飛び降りる時に涙が出てきてなかったか?」

「へ?」

「最近、くるん、ストレスとか貯まっていたのかもしれない。」

「今日は、2人とも泣いて、次来る時に、笑顔でいような。」

その時だった。

「プルル...。」

萌依からだった。

「もしもし。」

「亮、SNSにくるんが自殺する所が、アップされてある。
これって、冗談だよね?」

「冗談じゃない。今、くるんは危険な状態で入院してる。」

「え?わかった。バイバイ。」

その日は、皆涙がたえなかった。

くるんのお父さんは、相当泣かないらしいけど、大泣きだった。

千葉からも涙が。

俺たちは、さすがに、帰された。