私からもゆうちゃんを抱きしめた。
私もずっとこの腕を待ってた。

痛いぐらいに私を抱きしめて離さないこの腕を。
結衣って優しく呼ぶこの声を。
そして、柔らかくて温かいこの唇を。
全身からゆうちゃんの愛が伝わってくる。

「強がってもダメだね、私も会いたかった。ずっとずっと抱きしめて欲しかった」

「結衣、頑張ってくれてありがとう。やっぱり僕の人生には結衣が必要なんだ。楽しいことばかりじゃないのが人生だけど、大切なのは結衣が側にいることなんだ。結衣、愛してる」