1時間ほど眠っていた気がする。
カタンと言う何かが落ちたような物音で目が覚めた。

何の音かは分からなかったけれど耳を澄ますと森田さんのベッドからは嗚咽が聞こえていた。

『…泣いてる?』

彼女も辛いのだろう。
そっとしておいてあげるべきだと思った。