「あやめ、会いたかったよ」

「わたしもだよ、天使くん」

「ここまでくるのに、ずいぶん時間がかかった」

「そうなの?まだこっちでは天使くんがいなくなってから1年もたってないよ?」

「うん、知ってる。僕の世界では1000年くらい待ったよ」

「どういう仕組み?」

「それは秘密」

「またそれ。でも、こうしてみんなに見えてるってことは・・・」

「うん、僕は人間になれたみたいだ」

「じゃあ、お名前を教えてください」

「天羽星使」