「ねえ、あやめ。あやめはもし、未来がかえられるとしたら、なにをのぞむ?」

「未来を?」

「そう」

「それは、雫が生きてる世界がほしい」

「わかった」

「わかったってなに?天使くん、どういうこと?」


その問いに答えることなく僕の意識はそこで途絶えた。