「相川くん！好き！付き合って！」


「無理」

そう言って机に突っ伏す相川くん。

「あーいーかーわーくーん！！」

叫んでみるも、無視。

何でこんな人を好きになってしまったのか。

きっかけは1ヶ月前の席替えだった。



たまたま隣になったのが相川くんで。

「よろしくね！相川くん！」

「…」

全く見てなかった顔も、隣になってから見る機会が増えた。

茶色の髪の毛。白い肌。まつ毛が長く、二重のくりっとした目。

間違いなく美形だ。美しい。

気づけば目で追っていた。

これが一目惚れだということに気づくのも時間はかからなかった。

そして次の日、私は相川くんに人生初めての告白をしてしまった。

その結果は「無理」。

普通の女の子ならショックで立ち直れないんだろうけど、私は少し違った。

次の日も次の日も告白したけど結果は無理。

それでもめげずに告白し続けた。そして今日に至る。

相川くんはモテるから女子に睨まれることも結構あったけど無視してきた。

相川くんが好きだから、逃げたくない。

いつかこの恋を叶えてみせる！！！