「許さない」


「!?」

「そんな、勝手な行動 許すとでも思ってるのか??」

突然現れた気配と声に振り返った私は、


「ーーーっ」

ハッと腹部からの鋭い痛みに、息を飲んだ


ゆっくりと自分の腹部に目を向ける。


ゴトッ


持っていた携帯が、手のひらから落ちる。


鋭い痛みのせいで、グラりと頭が揺れた。