もしかして自分の目がおかしいのかと、瞬きを繰り返す。 「どうして、こんな所にいるんですか?」 「どうしてって 用事があるからに決まってるだろ」 視界に映ったのは、誰よりも夜が似合う伊織さんだった。 「どうしてここにいるんですか」 「.......」