向日葵のような君へ~前編~

光琉「……なぁ、美月、お前は何に苦しんでるんだ?」

美月「……」

陽菜「きぃもう自分の心に蓋をしないで…」

智也「もう自分を自分で騙さないでくれ…」

智也と陽菜が悲痛な願いは公園に響いた

美月「私は…別に…蓋なんかしてない…」

陽菜・智也「美月(きぃ)…」

光琉「なぁ、美月、俺お前に何度も言ってるよな?

『俺はお前の側にいる』って。

今でもそれは思ってる」

美月「……」

美月は黙ったままだった。
光琉「美月、お前はもう頑張ってるよ…

よく頑張ってるよ…

でも時には人を頼ってもいいんだぞ?

お前は充分強いよ…
それはここにいるやつみんな知ってる

でもな…

人を頼ることは弱いことを証明してる訳じゃない。

立ち止まることは悪いことじゃないんだよ。
辛い時、苦しい時、少し休憩してまたもう1度歩き出せばいいんだよ。」

俺は思っている全てを美月にぶつけた

美月はハッとした様な感じだった

美月「私は…私は3人には幸せになって欲しいの…」

美月がポツポツと語りだした
美月「でも私なんかと一緒にいたら幸せになんかなれないの…

だからもう関わらないで…」

智也「俺は…お前と一緒にいれない日々の方が辛かった。苦しかった。

お前といる時の方が幸せだった。

お前といると幸せになれないなんて誰が決めた?

俺はお前と一緒にいたいんだよ!!!」

陽菜「私、きぃを突き放すようなことを言ったのずっと後悔してたの…
自分で選んだ道なのにね…

私はきぃと笑い合える日々さえあれば幸せなんだよ…」

俺は何も言わず美月の顔をみて優しく微笑んだ。俺の思いが届きますようにと…

美月は1人、1人の顔を見て最後にこう言った

美月「私はみんなと居ていいの?」

と。

俺達は笑顔で頷いた
私はみんなの側にいていいのか。

ずっと悩み続けた…

だってこんな私といることで幸せになれるわけがなかった。

でもみんなは『一緒に居たい。』そう言ってくれた…

みんなの笑った顔を見ると私は体の全ての力がスゥーっと抜けて行くような気がした。

だから私はこう言うんだ

美月「助けて……」

すると3人はまるで息を合わせたか様に

『任せろ(て)!!!』

そう言ったんだ…
光琉「全て話してくれるか?」

私は頷き大きく深呼吸をした

私は去年から始まった手紙のこと、物が無くなることをみんなに伝えた。

みんなはとても驚いていた。そして、悔しそうに顔を歪めたんだ…

あぁ。やっぱり私はみんなにこんな顔をさせてしまうんだね…

ごめんなさい……

1人、心の中で謝っていると…

誰かに優しく抱きしめられた…
陽菜「きぃ、今までよく耐えたね…気づかなくてごめんね…
これからは私たちが味方だからね」

陽菜がそう優しく言ってくれた…

いつぶりだろうか。

陽菜のこの温もりに触れるのは…

自己嫌悪に陥っている私の心をその温もりはいとも簡単に溶かしてしまった

すると、智也が

智也「でもなんで光琉から距離をとったんだ?」

と、一言


光琉にこれを言ったら光琉に嫌われるかな…

ふと光琉を見ると

『大丈夫』

と言ってくれるように私に微笑みかけてくれた…
だから私は勇気を出して、光琉に言うんだ、

美月「それは…」

光琉がどうなってもいいのかと言う内容から始まった光琉の物の損失

私はそれらを全て話した…

そして、光琉に

美月「巻き込んでごめんね…」

と謝った。

私は光琉に責められる覚悟でいると…

光琉「ばーか。お前は何も悪くないだろ?

悪いのは全て犯人だ!」

智也「そうだぞ。美月は何も悪くない」

どうして、みんなはこんなに優しいんだろうか…

どうして、私を許してくれるのだろうか…
光琉「それで全部か?」

光琉は私に尋ねた。

足のことはまだ言ってない。

でもこれを言ったら光琉はどんな反応をするだろうか…

でも私はみんなにもう嘘はつきたくない…

私は最後の勇気を振り絞って話し出した。
俺は美月と長い付き合いだ

だから美月がまだ言えてないことがあることに気づいていた。

だから俺はあえて美月に尋ねた。

すると美月は少し俯き、決心したように顔を上げた

美月は静かに語り出した。

美月「私がサッカーしてたのは智也も陽菜も知ってる?」

美月は2人にそう確認した

2人は「うん」と聞こえるように言った

美月はとても驚いた顔をしていた。

そりゃそうだよな。

だから智也が言う前に俺が言うんだ

光琉「ごめん、俺から全て話した」って。

智也は驚いた様にこちらを見たが俺は気づかない振りをした