美月「うん?何?顔になにかついてる?」
光琉「いや、よく笑うようになったなって」
美月「何それ!私は前から笑ってたじゃん!笑笑」
光琉「それはまぁ、そうなんだけどな」
美月「なんか、今日の光琉変だよ?笑笑
あっ、そうそう!光琉!」
光琉「どうした?」
私は光琉にあることを言うことを決めた
それはずっと前から少し考えていた事で…
美月「今日放課後、時間ある?」
光琉「あるけど…どした?」
美月「話したいことがあって…」
光琉「おう、分かった。」
はぁぁ。緊張するな…
でも1歩を踏み出すんだ!
美月の笑顔が増えてきた
向日葵のような笑顔が
それはとても嬉しいことだった。
1人で喜んでいると…
美月が俺に話したいことがあると言ってきた。
ついに、自分が苦しんでることを言ってくれるのだろうか…
そう、思い、俺は放課後までに智也と陽菜に報告した
昼休み―――
光琉「おーい、智也・陽菜来てくれー」
昼休みになり友達と食べていた智也と陽菜を俺は呼び出した。
智也「どした?」
光琉「悪ぃな…急に呼び出して」
陽菜「それはいいけど。なんかあった?」
俺は2人に笑顔が増えたこと、今日美月が俺に話があることを報告した。
笑顔が増えたそういうと…2人は。
目が潤んでいた。
陽菜に至っては泣いていた
陽菜「良かった…私の好きな笑顔が戻ってきて…」
智也「陽菜…」
陽菜「私ずっと後悔してた…あの子の笑顔を奪ったのは私のせいじゃないのかって…だから…」
智也はその言葉を聞き顔を下に向けた。
陽菜「だから…本当に良かった。ありがとう光琉、智也」
智也「!!俺に礼を言うのは違う!俺が1番悪いんだから…」
智也も相当自分を追い詰めていた…
光琉「お前のおかげで美月とまた仲良くなれたんだ!」
陽菜「そうだよ、智也。」
智也「……ありがとう」
光琉「で美月が話あるっていうんだけど…」
陽菜「どんな話かは聞いた?」
光琉「いや、教えてくれなかった。」
陽菜「そっか…じゃあそれは明日また報告して?」
光琉「わかった。じゃあごめんな、呼び出して昼飯まだだろ?」
陽菜「うん!大丈夫。でも光琉は美月がまってるでしょ?先に行っといてー!」
光琉「了解!」
智也が泣いてるのは分かってる
けど、ここは陽菜に任せたぞ
そう思い陽菜を見ると…
陽菜は『大丈夫』そういうように強く頷いた。
それを合図に俺は美月の元へ駆け出した。
光琉から呼び出しがかかり、行ってみるとそこで嬉しい報告をされた。
そっか…
きぃの笑顔戻ってきたんだ…
良かった。
私は心底ホットした。
でも、智也の方を見ると思い詰めたような顔をして下を見ていた。
だから光琉にここは任せろ!と言うふうに頷くと光琉はわかったようで…
光琉はきぃの元へ駆け出した
さてと…
陽菜「智也、私にはなんでも言ってくれる約束でしょ?」
智也「俺は…俺は…」
陽菜「ゆっくりでいいよ」
智也「俺さ、まだ美月の事が好きなんだ。
大好きなんだ…
そんな資格ないのは分かってる。あいつを傷つけたのも俺なんだってことも分かってる。
あいつの笑顔を奪ったのも…
それで…陽菜が後悔してるのも俺のせいなんだ…
俺が全て悪かったんだ…
俺があの時間違った道を歩んだから…」
智也は何かを咬み殺すかのようにゆっくりと喋った。
そっか…
智也がまだきぃのことを好きなのは分かってた。
けどなんで心がズキズキするんだろう…
でも私は智也の心友だから…
陽菜「智也は全部1人で抱え込みすぎだよ…
たしかに、きぃが苦しんだのは智也のせいなのかもしれない。
それは私には分からない。きぃにしか分からないこと…
でもね、私が後悔してるのは少なくとも智也のせいじゃないよ!私は自分を責めてるんだよ?
私が唯一全てを知っていた。それなのに私は何も言わずたくさんの人を巻き込み傷つけた。
あの時私が止めてたら何かが変わったのかもしれない。」
智也「ちがっ!」
陽菜「でもね、それはもう振り返らないことにしたの…
過去は変えられない。だから私は誤ちを糧に未来へ進もうと思うの。
きぃには全てが片付いたら元に戻りたいと思ってる。
それは無理かもしれないけど…
目標を目指して行動するの!
そしたらびっくりするほど頑張れるの!
だから智也も未来も見よ?共に歩こ?」
智也は衝撃を受けていた。
智也「……」
とても長い時間が過ぎたような気がした。
智也「俺は…美月とまた付き合いたい。
多分美月しかもう愛せないと思う…
だから、俺は美月のために未来を歩こうと思う。」
陽菜「そうそう!その調子!」
智也「本当にありがとう…お前は俺の心友だ!」
心友か…
私があなたを好きだと気づいてどれくらい経っただろう…
でも結ばれることはきっと不可能
だって相手があの子なんだもん
あんなにいい子を私は見たことない
だから私は好きな人のために好きな人の心友として頑張るよ
だって智也は私のヒーローなんだもん
私は光琉にあることを話すことを決めた
光琉なんて言うかな。
驚くかな。
私だってめちゃくちゃドキドキしてる
でも自分から逃げたくないんだ
心の準備がまだだから私は家に1番近い公園に18:00に集合と光琉に言った。
今は17:50ここから歩いたら5分くらいだけど…
そろそろ行こうかな…
公園―――
案の定17:55についた
光琉は来てるかな?
そう思い、覗いてみると
光琉は先に来てどうやらサッカーをしていたらしい
美月「ごめん。待った?」
光琉「いいや、自主練してたから」
美月「そっか…」
どうやって話を切り出そうか…
そう悩んでいると
光琉「今日は何を話してくれるんだ?」
そうやってまた私が話しやすいように手助けしてくれるんだ。
美月「あのね…私ずっと前から悩んでたんだ。」
光琉は真剣な表情だった
美月「私さ、やっぱり好きなんだ…
サッカーが…」
光琉「えっ?」
光琉は素っ頓狂な声を出した。