アパートに着くと、階段の入り口でブツブツ呟きながら腕組みをして下を向いていた。


「ゲン?(笑)」


ゲンが顔を上げて、あたしの呼び掛けに答える様にパァっと明るい表情になった。


「サンダル!右左、逆じゃん!!」


「え?!!!!」




あたしの法則、全部ゲンに当てはまってるよ。













(完)