「ん………。」


カーテンの隙間から射す光。


朝?



あたしは、ゲンの腕の中で眠っていた。


「いつの間に寝てたんだろ……」


ふいに口に出した言葉。


ゲンから声が漏れた。


「ん…めぐぅぅ。」


「あはっ(笑)寝ぼけてる?」


ゲンが腕に力を入れて、あたしを抱き寄せた。



昨日はうまく話せないまま寝たんだっけ…。