「たまに、めぐは悲しい目をする。何かあるなら頼れよ?」


ゲンがあたしの手を引いて部屋に入った。


まだ5月の始めなのに、夜は少し涼しい。



あたし達は、お互いの体温を求める様に体を重ねた。