そしていよいよ、席替えの時間になった。
席替えの仕方はくじ引きだった。
先生が作ってきたみたいだ。自信満々に言っていた。
20分の1の確率だから隣はないだろう。
私の引く番が来た。
紙を取り、紙を開いた。その紙に書かれてる数字は
11番だった。
隣の席の番号は21番だ。隣は誰が引くんだろう?
「おーい佐藤ー。お前何番?ちなみに俺は21番でさー後ろの席とか最高すぎん?」
「えっ?私…11番なんだけど」
びっくりした。まさか、まさか隣が温太だとは
あっちも嫌がってるだろーなと思って、見てみると全く嫌がる様子ではなかった。
むしろなんか…うーん。
でも少しホッとした。仲良い人と隣になって。
「まじか!!えーお前と隣かよー」
と言いながらでも笑ってくれる。
「私も嫌だよー隣とかさー」
「まぁでもよろしくなー佐藤ー」
「あーうんよろしく」
先生に一瞬、ニヤニヤされた。一体そのニヤケ顔はなんだろう。
こうして席がをした。
班の人も仲良い人なれた。今回の席替えは結構良かったと思う。