「そんな見ても染みとれへんで?」

「いや…いつもこんなことしてくれてるの?結構喧嘩した後とか、俺ら泥泥のときあるし…」

ね?と響は朔を見る

そうや。あたしは喧嘩の次の日、血のついた服や泥泥の服を風呂場でせっせか洗ってる。

ただ特に気にならないというか

自分もよく服を汚すから、慣れてる


「ふーん?ありがとな?」

「なんで疑問形やねん!言い切れよ」


一応朔にツッコミをいれておくと、朔は元気よく、俺も手伝うー!!と今度はお皿洗いを始めた

ん?
朔って皿洗いできるんや?
この家の手伝いって、基本、朔以外がする。

朔はまぁ…家事の手伝いはせんかな

せんってゆうか…できないってゆうか…


ガッシャン


「朔!お皿そんな扱いしてたら割れちゃうよ?」

「泡で滑るじゃん」


とか言いながらも2人でお片付けしてくれてる。この光景を見て、微笑ましいなって思うあたしは、思考回路がババァになってる証拠や

ここは2人に任せて、あたしは風呂掃除でもするかな。

なんかこの平和な感じが、あたしにとって癒しになってる