「緋色の気持ちが欲しくて、でもそれは緋色を殺すしか叶わないって、思い込んじゃったんだ…」
生唾をつい飲み込んでしまう…
「薬のせいで、緋色を殺す幻覚を見続けるの…
それも、殺せば私のものになるなんて都合の良い幻覚。私の願いは、何より愛されたかった…独り占めしたかったの、緋色を」
ブルー…
胸が痛む
何でそんなに好きあっててすれ違っちゃったのかな…
悲しいね…
「でも、緋色のいない世界を見たの。暗闇で、何も感じられない、冷たい世界を…
その時初めて気がついたんだ…
私、緋色が笑ってる世界がいいって」
「緋色が笑ってる世界?」
「うん。もうその時は狂っていたんだと思う…
緋色の生きる世界か、私が生きる世界か…どちらかしか選べないって思い込んで、私ははっきり気がついたの
私は緋色が笑っていられるなら、自分はこの世界にいらないって…」
クスッとブルーが笑う
「今考えれば逃げだよね!自分が緋色のいない暗闇の世界に耐えられなかっただけだったかもしれない…
でも、その時は真剣にそう思ったの。緋色のいる世界、緋色が幸せに笑う世界が、私の望む世界…」
生唾をつい飲み込んでしまう…
「薬のせいで、緋色を殺す幻覚を見続けるの…
それも、殺せば私のものになるなんて都合の良い幻覚。私の願いは、何より愛されたかった…独り占めしたかったの、緋色を」
ブルー…
胸が痛む
何でそんなに好きあっててすれ違っちゃったのかな…
悲しいね…
「でも、緋色のいない世界を見たの。暗闇で、何も感じられない、冷たい世界を…
その時初めて気がついたんだ…
私、緋色が笑ってる世界がいいって」
「緋色が笑ってる世界?」
「うん。もうその時は狂っていたんだと思う…
緋色の生きる世界か、私が生きる世界か…どちらかしか選べないって思い込んで、私ははっきり気がついたの
私は緋色が笑っていられるなら、自分はこの世界にいらないって…」
クスッとブルーが笑う
「今考えれば逃げだよね!自分が緋色のいない暗闇の世界に耐えられなかっただけだったかもしれない…
でも、その時は真剣にそう思ったの。緋色のいる世界、緋色が幸せに笑う世界が、私の望む世界…」