目の前では、打ち水をしていたり、洗車をしていたり…庭から子供達が水浴びをしている音がきこえてくる

「北海道も暑いんだね…」

「夏だからな…」

暑さにすっかりバテてきた時、事件は起こった






バッシャー!!



と横から水が降ってきて、ダルかった身体が一気に目覚めた

「え!?あ、す、すいません!!」

私達が横を向くと、どうやら洗車していた人が水をかけてきたらしい…

「あ、ど、どうしよう!あの、た、タオル!ちょっと待っててくださいね!
お母〜さん!!」

おじさんは大変大焦りで家に入って行ってしまった…

私としてはちょうど良かったんだけど…



「おい!」

グイッと腕を緋色に引っ張られ、私は緋色が見ている目線を合わせる

「…え?嘘!!」







その先には表札



名前は
















「逢坂」