『緋色へ

これを読んでる貴方はもう二十歳なんですね…

小さい貴方がそんなに大きくなるなんて…

今の貴方に会えない事を、本当に残念に思います。

先立つお母さんを許してね。寂しい思いをさせてしまう事を、本当に申し訳ないと思います。でも、お母さんは緋色をとってもとっても愛しているから、自信をもって真っ直ぐ生きてください

貴方なら大丈夫だと信じています


お母さんの遺産は、楓叔母ちゃんに託しますので大学のお金などにしてください。

緋色、いつまでも幸せに生きてね

お母さんはずっと緋色を見守っているから』