手元の携帯がうるさい音で鳴る

俺はあまりにも迷惑な音を手探りで探しブチッと消す。



あー、静かで幸せ〜



そう思ってまた枕に顔を沈めると、突然俺は息が止まるかという衝撃を感じた

「ひ〜い〜ろ〜」

俺の新しい彼女が背中に思いっきり乗っかっていた。

「授業があるのに、朝まで飲むなんてバカじゃないの!?」

「だっ、だって、1コマ休講になったから…」

「私は1コマから実習なの!さっさと起きてよ!」

何度も俺の上に力を加え、彼女は俺を見事に潰した。

俺は渋々起き上がりダイニングテーブルに座る。

彼女が手際よく皿の上に目玉焼きを乗せ、冷蔵庫からラップのかかったサラダを出す。

俺がボーッとしてる間に、パンがポップアップトースターから飛び出してきた。

俺は一枚彼女の皿に乗せ、一枚自分の皿に乗せた。

彼女はコーヒーメーカーから俺のカップにコーヒーを注いでテーブルに置いたとき、ゆっくりエプロンを脱いだ。