私の前に立ち、優しく微笑んでいる


キャー!!!!
やっぱり高畑さんの彼だったんだね~とか、やっぱり心美ちゃんしかいないよね~とか言ってるけど…私には 聞こえなかった


「龍…?龍…な…の…?」


「心美 遅かったじゃん」


「本当に龍なの?」


「心美は何で俺だって思ったの?」


「えッ…だって…目が…目が…龍と同じ目してたから…」


そういうと、また優しい目で私を見ていた


そして…ゆっくりと私の髪に、龍の指が絡まり、とかすように髪をいじっていた


そんな事をされて 私の顔はきっと…いや、絶対赤くなってるに決まってる