その後、全員に見守られながらボニーさんの診察をし、念のために今日一日は安静に、ということだった。





診察を終えるとスズがすぐに食事を用意してくれたので、ありがたく頂く。








  



次の日の朝


「レティシア、突然で悪いんだが。王と王妃に会わないか。」




何故かぐっすりと眠りにつけ、久しぶりに寝起きの良い私

スズが運んできた美味しそうな食事を次々と口に運んでいた私の手が、スズと一緒に部屋へやってきた王子の言葉によって止まる。





…今、ありえない言葉が聞こえた気が。










大丈夫だから。と何度も言われ、王子の後ろを緊張しながらついて行く。





…ドレスがあって良かった。


今日、コヴィー家の屋敷に帰る予定だったので、昨日屋敷から着替えなどが届いていたのだ。



国王様と王妃様に会うのに、服装はきちんとしないといけない。