「お呼びですか??」



社長室には書類に目を通す社長と秘書が二人。



意外にもこの秘書は見るからに頭の良さそうなメガネちゃんで、別に美人ではない。



その一人にお茶を煎れてもらい客用の椅子に腰掛けると……。



「前田君は君の事気に入ったみたいだから安心したまえ」



「どうも」



どうやら呼ばれた理由は理奈ではないらしい。



少し強張った俺を前に、社長はいつものように方を揺らして楽しそうに向かいへ座り



「今日は……もう一人頼みたい子がいるんだよ」



そう言いながら書類を渡されたそこには……