俺はカウンセラーとしての仕事と家事をする毎日を送った。
近を忘れようと思っても忘れられなかった。
だから諦めて仕事に熱中した。
「先生ありがとう!またね!」
「はい。またね。」
「先生ありがとうございました。
次はいつぐらいに来られますかね?
この子先生と会うのを凄く楽しみにしてて…」
「うわぁぁあ!
もう!そういうのは言わなくていいの!」
「あらあらごめんね。」
「もう…
それで…先生今度いつ来れる?」
「そうですね…
早くて来週の火曜日ですかね。」
「じゃあその日に!」
「はい。
ではその日に予定を入れておきますね。」
「うん!」
「では私はこれで。
お邪魔しました。」
「あ、駅まで見送るよ!」
「帰る頃には暗くなるから家にいてください。」
「えぇ、外出ようと思ったのにー」
「あら、じゃあ帰りはお父さんが迎えに行くわ。」
「お母さんナイスアイディア!」
「イェーイ♪」
「ふふ…分かりました。
ではお見送りお願いしますね。」
「うん!
じゃあお母さん行ってきます!」
「はーいいってらっしゃーい♪」


「…でね!
友達のお姉さん芸能人なの!
私見たんだけど凄い綺麗だったの!
あの人は絶対売れるよ!」
「そうですか、ふふ。」
「何よ〜?
先生いつもよりニコニコしてるじゃん〜」
「ん、それは無意識でしたね。
でも笑顔になるのは当然ですよ?」
「え?なんで?
はっ!もしかして先生の推しが今話してた「違うよ。」
「最後まで言わせてよー」
「切っておかないとどんどん話が加えられていきますからね。」
「んーーー、…で、なんで笑顔なの?」
「君が笑顔で元気にしてるから。」
「!///
な、な、なんで私が元気だと先生が笑顔になるのよ?!///」
「ん?
そりゃあ自分の担当した子が元気になったら嬉しいでしょう?」
「ほ、他に意図はない?」
「他に意図があった方がいいですか?」
「べ!べ、別に!」
「あ、では着いたのでここで。
お見送りありがとうございました。」
「へ、あ、うん。
先生またね!」
「はい。また。」