「好きです!付き合ってください!」
一生懸命に想いを伝える君は可愛かった。
そんな君をもっと見たいと思って
「友達からで良ければ。」
「はい…!」
それが俺と彼氏の始まりだった。


「本当にいいのか?」
「うん。
俺、もっと鷹(たか)を感じたい。」
「…分かった。」

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「近(ちか)、大丈夫か?」
「うん。思ってたより大丈夫だった。」
「なら良かった。」
近の頬に流れる汗を指で追った。
「ふふ…くすぐったいよ。」
はにかんだ笑顔が可愛くて幸せで気持ちが溢れた。
「…近、愛してる。」
「うん。俺も…!」