「ご、ごめんなさい」 その人のことを起こさないように小さな声で謝ってほかのベットに行こうとした。 ガシッ 実際にはそんな音が鳴っていないのにそう聞こえた。 先程までと違う感覚に違和感を覚えて、そちらをむくとさっきの彼が私の腕を掴んでいる。 The真顔だったけど、“綺麗な顔をしている”というのが私の第一印象だった。