「大丈夫じゃないかも」 「どうする?保健室行く?」 「行ってくる」 ヨロヨロと体が揺れながら保健室に向かう。 せっかく共学の高校にしたのにと自分が情けなくなりながら。 がらがらとドアとスライドさせた。 聞こえるのはその音だけで先生がいないのかとわかった。 手前側のベットのカーテンを開くと、男の子が寝ていた。