「もう寝たか...」


彼が頭を撫でてくれたことも、



「なんでこいつがいるの。それに安心した顔で寝てるし。
 眠くて保健室に来たのに寝れないし。
 もう最悪、こんな俺自分でも知らない」



自問自答しながらバタバタしていたことも私は知らなかった。

私たち以外に人がいたならおかしいと思うだろう。



これは私たち、二人の物語。